- 露出計・カラーメーター
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【露出計】露出計の使い方
各機種を使った撮影
露出とは構図、ピントと共に写真の三大要素の一つ
レンズを通して、フィルム面に適正な光を与えることを「露出」といいます。 具体的には「フィルム感度」に合った必要な光を「絞り」と「シャッター速度」を使ってフィルムに与えることです。この「フィルム感度」「絞り」「シャッター速度」を露出の3要素といいます。
露出には標準露出と適正露出の2つがあります。
標準露出は露出計によって求められ、人間の目で見たような写真となりますが、適正露出とは、フォトグラファーが自分の作画意図を反映させて決定する露出を意味します。露出とは構図、ピントと共に写真の三大要素の一つ
単体露出計は測定方式の違いにより反射光式と入射光式の2つに分けられます。
反射光式露出計は、被写体から反射した光を測定する方式で、カメラに内蔵されている露出計と同じです。カメラや露出計という器械は被写体が白だとか黒だとか分からないため、測定した部分がグレー(中庸濃度)になる露出値を示します。
そのため、被写体の反射率(明るさ、色等)によって影響されてしまうのです。その露出値がフィルムやCCD等の有効露光域に入っているかどうか、輝度差を確認できるという便利な面もありますが、フォトグラファー自身が露出補正を行う必要もあります。
入射光式露出計は、被写体に当たる光を測定して露出を決めるので被写体の反射率や背景の明るさに影響されない、標準露出が得られます。ただし、基本的には近づくことのできる被写体にのみ有効です。風景などの場合は反射光式を使う、など被写体や撮影の目的に合わせて測定方式を選ぶ必要があります。単体露出計の測定方式
カメラ内蔵露出計と単体露出計の違い
現在、露出計は大判カメラ以外、殆どのカメラに内蔵されています。
各カメラメーカーが工夫を凝らし、様々な測定方式(多分割、評価、マルチパターン、ハニカムパターン等)があり、おおよその被写体に対して標準露出が得られると言われるほど、精度が高くなっています。
しかし、逆光や特殊条件下など、カメラの想定外の場合や、カメラ(メーカー毎、機種毎)によって、思い通りの露出になっていない場合がありませんか?
単体露出計は、1台あればそれが基準となり、デジタルでもフィルムでも、35mmでも中判カメラでも、どのカメラにも使うことが出来るのです。
カメラの内蔵露出計の中にも、スポット測光という方式がありますが、単体露出計のように1°などの狭い範囲を図るには何百mmという望遠レンズをつけなければならない場合があります。そのようなカメラを振り回しながら露出を測るよりも、カメラは三脚に固定して構図を決め、単体露出計で露出を決定すると便利です。
下記のように入射光式の露出計は、バックの色(反射率)の影響を受けずに安定した露出値を求められます。露出補正がほとんど必要なく、指示どおりでの撮影が可能となります。修正すれば画像は劣化する
修正すれば画像は劣化する。
写真画像をプロ並みのクオリティーで表現するには、撮影段階で最高のテクニックとツールによって、できるだけいい状態の画像を得ることが必要です。露出の決定に関しても「後処理ができるから」といってイージーになりがちですが、悪い露出を修正するには限界があります。修正できたと思っていても拡大してよく見ると、画質に影響していたりします。
例えば、図1をご覧下さい。この場合、露出はカメラ内蔵の露出計を使って撮影されたものです。白い背景から反射した光と被写体からの反射光を平均化して露出アンダーな画像になっています。図2はこの露出アンダーの画像をパソコンで“修正”したものです。図3は単体露出計を使って被写体に対する入射光を測定しているので、適正露出が得られたものです。結果、図4はパソコンで修正する必要はありません。見た目には図2と4、同じように見えるかも知れませんが、図5のように隣同士に並べて見ると、“修正”した画像のほうがかなり画質が低下していることが分かります。パソコンのソフトを使って画像を“明るく”修正することは、限られた情報を“引き伸ばす”ことで、なくなった情報を埋めたり、“真似たり”することはできません。修正した画像はヒストグラムが表示しているように階調幅において隙間が生じています。もちろん、カメラの種類や保存した画像の形式によっては良い結果を生むかもしれませんが、パソコンで修正にかかる時間は、撮影時に適正露出で撮影するための時間や回数よりも長くなることは間違いありません。露出計の基本的な使い方
デジタルマスター L-758Dを使った作例
露出プロファイル機能の無い露出計で測定後、撮影。ハイライト部分が犠牲になり、とんでしまっている。作例のような、輝度差の大きな撮影条件では、正確にラチュードを把握していないとハイライトやシャドーが思い通りに再現できない。
露出プロファイル機能の無い露出計で測定後、撮影。ハイライト部分が犠牲になり、とんでしまっている。作例のような、輝度差の大きな撮影条件では、正確にラチュードを把握していないとハイライトやシャドーが思い通りに再現できない。
フラッシュマスター L-358を使った作例
お皿の前で入射光式のフラッシュ光で測定。分離測光機能(※1)によりタングステン光の黄色味を生かしながらも不自然にならないよう、フラッシュ光成分60%の露出値を選択。
撮影データ:F 8.07 T 1/125S
※1 一回の測定でミックス光(定常光+フラッシュ光)に対するフラッシュ光の成分比を10%単位で表示する機能。アナログスケールには、定常光、フラッシュ光、ミックス光それぞれの測定値が表示される。
フラッシュメイト L-308Sを使った作例
標準付属の白色平板を使い、3面(メイン、トップ、サイド)の照明比を見ながらストロボを調節。最終露光は光球を使い、ボトルの前で入射光式測定。
撮影データ: F 11.3 T 1/60Sスタジオデラックス III L-398Aを使った作例
入射式で花の前で撮影。
撮影データ:F 8.00 T 1/125Sツインメイト L-208を使った作例
露出計が内蔵されていないクラッシックカメラや内蔵露出計が壊れた時など、標準付属品のシュー取付板を装着することにより、カメラのホットシューにクリップオンが出来ます。この場合、受光部をスライドさせ、反射光式にして測定。被写体は明暗が同じくらいの分布のため、測定値そのままで撮影。
撮影データ:F 8.00 T 1/500S -
【露出計】スポット測光について
光を自由にコントロールできるスポット測光
スポット測光は反射光測定の測定方法のひとつです。遠景の撮影やネオンのような発光体など入射光測定できない被写体に利用します。
スポット測光はカメラ内蔵露出計と違い受光角度を5゜以下と極めて狭い範囲を測定することができるので、自分の狙った箇所の露出を的確に測ることができます。但し、反射率18%の被写体を基準とするため18%以外の被写体を測定する場合は測定値に露出補正が必要になります。被写体の色によっても反射率は変わりますので使いこなすにはある程度の知識と経験が必要ですが、スポット測光を使いこなせるようになると光を自由にコントロールして意図した露出で思い通りに表現することができます。【反射率18%のグレー】
【色と反射率と露出補正】
スポット測光が可能なL-858D、L-758シリーズ、L-478D
L-858D、L758シリーズ、L-478Dでスポット測光を行うことができます。L-858D、L-758は内臓ビューファインダーを使って1゜のスポット測光、L-478Dはオプションのビューファインダー5゜を受光部に取り付けて5゜のスポット測光が可能。スポット測光時はビューファインダー内に表示されているエリアのみ測光しているので、意図したエリアの露出地の測定や被写体の輝度差(ハイライトからシャドーまで)を見るのに最適です。
【スポット測光の受光角度】
【L-478Dでのスポット測光】
実際にスポット測光を使ってみる
【内蔵露出計のみ】
カメラの内臓露出計だけで撮影するとバックの空と雪の影響を受けて全体的に露出がアンダーとなり、シャドー部の再現性が犠牲になっている。【5゜スポット測光】
5゜という比較的広い受光角度のL-478Dを使って○部分をスポット測光。広めな測定範囲を活かし反射率18%近辺のポイント(葉の緑色)を測定し撮影。適正露出になっている。1゜スポットを使って緻密にイメージをコントロール
現在、露出計は大判カメラ以外、殆どのカメラに内蔵されています。
L-858D、L-758シリーズの1゜スポット測光を使うことでピンポイントでの露出測定が可能となります。入射光測定と併用することで基準となる測定値との露出差を把握することができ、写真全体のイメージコントロールが可能になります。【入射光測定のみ】
門の前の木の前で測定
(F:4.0、T:1/250s、ISO50)【スポット測定のみ】
門の柱(赤丸)を測定し、そのままの値で撮影
(F:4.0、T:1/80s、ISO50)【入射光測定+スポット測光】
シャドーで門の柱がもう少し再現されるよう、1段階補正した値で撮影
(F:4.0、T:1/160s、ISO50)メモリー機能&アベレージ機能を使いこなす
狙ったエリアの露出測定ができるスポット測光を有効に活用する機能がメモリー機能です。L-858D、L-758シリーズ、L-478Dも最大9点まで測定値をメモリーすることができ、メモリーした測定値は各露出計のスケール上に表示され、各測定値の露出差を把握するときに便利です。また、メモリーした測定値の平均露出を表示するアベレージ機能も備わっています。
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【露出計】露出プロファイル機能
露出プロファイルの作成
【STEP.1】
ご使用のデジタルカメラ、レンズを使用して別売りの露出プロファイルターゲット(別売)もしくは露出プロファイルターゲットⅡ(別売)をテスト撮影します。
Data Transfer Software Ver5.0以降では、X-Rite社のColorCheckerの他にDatacolor社のSpyderCHECKR24/48にも対応しました。ターゲットを3回撮影するだけで露出プロファイルを作成することができます。【STEP.2】
撮影した画像をData Transfer Softwareに取り込みます。データがRAWデータの場合はTIFFかJPEGに変換してから取り込みます。ISO感度など必要な撮影データを入力すればData Transfer Software上でカメラのダイナミックレンジのグラフや表示補正値を自動計算します。複数のカメラのデータが作成できるので名前を決めてプロファイルデータを保存します。【STEP.3】
PCと露出計をUSBケーブルでつなぎプロファイルデータを露出計に転送します。L-858DとL-478シリーズで最大10台、またL-758シリーズで最大3台までのプロファイルデータを露出計本体にメモリーし、スケール上で表示することができます。また、Data Transfer Softwareは露出プロファイルの作成や露出計へのデータ転送以外にも露出計のカスタムセッティングの変更やファームウェアのバージョンアップを行えます。実際にスポット測光を使ってみる
内蔵露出計のみで撮影。逆光の影響で露出バランスが悪く、バックが白飛びし、被写体のケーキとフルーツがアンダー目に映っています。作例のような、輝度差の大きな撮影条件では、正確にダイナミックレンジを把握していないとハイライトやシャドーが思い通りに再現できません。
露出プロファイル機能を使って露出を測定。スケールで再現領域をチェックしながら露出測定します。結果、手前から補助光としてフラッシュを使い、設定されている露出プロファイルのダイナミックレンジ内になるようにライティングして撮影。ハイライトからシャドーまできちんと再現されています。
露出プロファイル+入射光測定+スポット測光で光を自由に操る
入射測定とスポット測光を組み合わせることで露出プロファイルを完全に使いこなすことができます。入射光測定で基準となる露出をミッドトーンとして設定し、スポット測光で構図の中のハイライト、シャドーなど気になる個所の露出を測定していきます。メモリー機能を使えば測定値をダイナミックレンジのスケール上に表示できるため、どの測定値がダイナミックレンジ外となっていてミッドトーンとの露出差がいくつになっているか等、露出の状態を一目で把握することができます。
・X-Rite、ColorCheckerは、米国およびその他の国におけるX-Rite社の登録商標です。
・Datacolor、SpyderCHECKRはDatacolor社の登録商標です。
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【カラーメーター】
お客様導入事例導入事例紹介
(株式会社グリーンユーティリティー様)株式会社グリーンユーティリティー
代表取締役社長 森幸一様照明のスペクトルや演色性を現場で簡単に測定できて
グラフ表示が分かりやすいのがいいですね。独自の商品で地球温暖化防止や人々の健康に貢献するグリーンユーティリティー
株式会社グリーンユーティリティーは、2003年に産学共同事業として資本金4,600万円でスタートしました。名古屋大学での研究成果の実用化、エネルギーに関する健康問題の改善が設立目的でした。戦後、日本の経済・社会は高度成長を達成しましたが、一方で、日本の自殺死亡者数は多く、癌、鬱や精神障害、自律神経失調症などの病気も多く、まことに残念な状況にあります。その原因は、人間に必要なエネルギー(光・水・空気・食事・運動)が適切に利用されていないことにあります。
このような問題意識から、グリーンユーティリティー様は、環境にやさしく人々の健康に役立つオリジナルのLED照明器具や電力制御装置、節水浄化装置などを開発・販売すると共に、エネルギーに特化した、環境に関するコンサルティング事業も行うことで、社会の発展に貢献しています。ブルーライトを抑え、人体に優しい、陽光LED「明王」
LED照明の青色波長の光は、ブルーライトと呼ばれ、健康への悪影響が問題視されています。波長460nmのブルーライトは、眼底まで到達する強い光で、黄斑変性症や網膜の炎症など目の不調が多くなります。また、自律神経の乱れやメラトニンの分泌が抑制されるなど、睡眠障害のリスクが高まることもわかってきました。
スペクトルの比較
図1:一般的なLED照明 図2:陽光LED「明王」 図3:太陽光 上図のスペクトルは、セコニックの分光色彩照度計で3種類の光源を測定したものです。左の図1は一般的なLED照明の測定結果です。このグラフから、一般的なLED照明はブルーライトが強いことがよく分かります。一方、図2で測定した陽光LED「明王」はグリーンユーティリティー様の主力のLED照明器具で、ブルーライトの強度が抑えられ、図3の太陽光のスペクトルに近いことが分かります。グリーンユーティリティー様のLED照明器具は、商業施設、公共施設、交通機関等の幅広い分野で利用されており、LED照明器具からのブルーライトや電磁波の発生を抑制することによって、そこで働く人々、暮らす人々の健康に貢献しています。
セコニックの分光色彩照度計が選ばれた理由
分光色彩照度計は、LED、蛍光灯、水銀灯、白熱灯など、さまざまな光源を測定し、照度、色温度、演色性、スペクトルといった、光の量・色・質を分析できる便利なツールです。グリーンユーティリティー様においては、照明器具の光の分析、クライアントの現場での照明器具の入れ替え前後の測定、照明器具のデモンストレーションをする際にその場で測定結果に基づいた製品説明を実施するといった用途で、弊社の分光色彩照度計をご利用いただいております。機器の選定にあたっては、セコニックの製品の以下の特長が、利用目的に合っていたことがポイントとなりました。
【セコニックの分光色彩照度計の特長】
① 現場で簡単に使用できるハンディタイプの測定器
② 受光部が回転するので、簡単に光源に向けられる
③ 測定時間が短く、測定結果がすぐに得られる
④ 測定結果がグラフ表示され、直感的で分かりやすい図4:スペクトルや演色性をその場で測定 図5:演色性表示 図4に示す通り、受光部が回転式のため、受光部は光源に向け、ディスプレイは測定者に向けた状態で測定が可能です。測定結果はすぐに表示され、照度、色温度、色偏差、演色性といったさまざまな測定項目を数値で表示したり、直感的なグラフ表示をすることも可能です。図5に示すように、演色性をRaで表示したり、R1~R15の各色のグラフ表示や数値の表示が可能です。図5の測定結果から、グリーンユーティリティー様の照明器具が高演色であることがよく分かります。
分光色彩照度計の製品情報
上記の特長以外にも、セコニックの分光色彩照度計は、色度図(C-7000のみ)やTM-30といったグラフ表示、PPFDの測定(C-7000のみ)、ユーティリティーソフトウェアを利用したデータのダウンロード等、さまざまな特長をもっています。詳細は、以下の製品ページをぜひご覧ください。また、製品についてのお問い合わせやデモ機のお貸出しについては、以下のお問合せフォームからお気軽にお申し付けください。
・分光色彩照度計 C-7000 ・分光方式カラーメーター C-800 ・お問い合わせフォーム導入事例紹介
(株式会社SCREEN GPサービス東日本様)株式会社SCREEN GPサービス東日本
ポストセールス部
部長 三木昌彦様(写真左)
担当課長 飯島太樹様(写真右)論より証拠。
数値やグラフでお客様にご納得いただくために、C-7000は欠くことのできない営業ツールです。印刷物の色評価環境の課題解決に取り組むSCREEN GPサービス東日本
株式会社SCREEN GPサービス東日本(以下GPSE)は、1977年、SCREENグループ(当時は大日本スクリーン製造株式会社の子会社)において、グラフィックソリューションの保守サービスを提供するために設立されました。現在は、東日本地域6カ所に主要拠点を設け、経験豊富な技術者を配置することにより、印刷業界におけるSCREEN製品の設置、メンテナンス、オペレーショントレーニング、さらにはワークフローやネットワーク、色管理などのソリューションビジネスなども手掛けています。また、自社グループ製品の販売や保守などの業務にとどまらず、日本印刷学会のメンバーとして、業界標準の策定や普及にも積極的に関わっています。
印刷物の色評価用直管LED照明 Tino4000RA98P
商品包装、広告、雑誌、カタログ、ポスター等、印刷物の見た目は、商品イメージを形成し、消費者が商品を選定・購買する際の基準になります。また、個別の商品だけでなく、コーポレートカラー、ブランドカラーと言うように、特定の色や配色が企業イメージやブランドの世界観を伝え、企業価値・ブランド価値の向上に役立っています。
印刷物の色が、商品やブランドの価値、ひいては企業価値へつながるため、狙い通りの色で正しく印刷できているかどうかを確認することがきわめて重要です。そのため、印刷現場や校正室、デザインルーム、クライアントの会議室等、印刷物の色評価を行う現場において、適切な照明環境を整えることが必要になります。自然な色を再現できる照明環境を実現すること、異なる現場で同一レベルの環境を実現することが大きな課題です。
そこで注目されるのが照明の演色性です。GPSEは、一般的に高演色と呼ばれるタイプのLED照明よりもさらに演色性を向上した4光源フルカラーLED照明「Tino4000RA98P」(インテックス社製)を2018年に販売開始しました(図1参照)。この商品は、太陽光の自然な光に近づけられるように、一般的な高演色LEDに加えて青色LED、水色LED、緑色LEDを併用しています(図2参照)。これにより、太陽光に近いフラットなスペクトルを得ることに成功しました(図3参照)。一般的な高演色LEDでは、ここまでフラットなスペクトルを得ることはできません(図4参照)。図1:Tino4000RA98Pの製品写真 図2:Tino4000RA98Pと一般的な高演色性LEDの模式図。Tino4000RA98Pは高演色LEDに3色のLEDを組み合わせるという、より高度な構造を採用している。 図3:Tino400RA98Pのスペクトル 図4:一般的な高演色LED(Ra93)のスペクトル さらに、Tino4000RA98Pは調色機能を搭載し、異なる現場間で均質な色評価環境を実現するための調色や、LED照明の経時劣化による分光分布の乱れの調整が可能となりました。図5の左側の模式図に示す通り、Tino4000RA98Pは経時変化によって性能が少し落ちた状態から正常な状態へと調整することが可能です。これにより、最適な状態を長期間維持することが可能となっています
図5:右は一般的な白色LEDの経時劣化を示す模式図。左はTino4000RA98Pならではの調整機能によって、劣化した状態から正常な状態への調整を示す模式図。 印刷物の色評価の環境は現場によって様々。C-7000による数値化とTino4000RA98Pの超高演色・調整機能で、現場の課題を解決。
印刷物の色評価を行う現場では、照明環境の課題の数値化・可視化に苦労されているケースが多々見られます。そのような場合に、セコニックのスペクトロメーター「C-7000」が威力を発揮します。セコニックのC-7000は、ハンディタイプの分光色彩照度計で、ボタンを押すだけの簡単操作で、光の量・色・質の数値化、グラフ化が可能です。
■ C-7000の活用方法① 色評価環境の課題を発見・可視化
色見台に専用の高演色照明を使用していたとしても、理想的な色評価環境が実現できているとは限りません。色見台を設置している部屋の天井照明は、一般的な照明(演色性の高くない照明)を使用しているケースが多いからです。このような場合、天井照明からの光が色見台の照明環境に影響し、演色性が低下しているケースが見られます。
図6は天井照明を消灯し、Tino4000RA98Pを採用した色見台の照明環境をC-7000で測定したグラフです。平均演色評価数(Ra)は98.6というきわめて高い数値を示し、赤色の演色性を示すR9も94.7という高い数値を示しています。ところが、天井照明をつけた状態で色見台の照明環境を測定すると、図7のようにRaがやや低下し、R9は90を下回っています。今度は天井照明だけを測定すると、図8のようにRaは83.0と低く、R9はマイナスの数値、R12は約60と低い数値でした。このように、C-7000は、色評価の現場の課題を洗い出すのにきわめて有効なツールです。そして、Tino4000RA98Pは、演色性能の調整が可能なため、これらの測定データをもとに理想的な照明環境を実現することが可能です。図6:Ra=98.6, R9=94.7 図7:Ra=98.0, R9=87.6 図8:Ra=83.0, R9=-0.3, R12=60.8 ■ C-7000の活用方法② 定期的なメンテナンスによって経年劣化を素早くキャッチ
LED照明は蛍光灯に比べて長寿命であることが知られています。しかし、長寿命と言っても、使用時間に伴って、徐々に性能が劣化していきます。Tino4000RA98Pは設置後1~3年間はメンテナンスフリーで性能を発揮しますが、3~4年目以降は劣化の度合いに応じて調整が必要になってきます。ここでもC-7000の現場で簡単に測定できる簡便さ、光の量・色・質を数値化、可視化できる性能が威力を発揮します。照度(lx)、演色性(Ra、Ri)、色度座標(u’, v’)を定期的に測定することで、Tino4000RA98Pの性能の変化を、経時的なデータの変化に基づいてとらえることが可能です。これにより、問題が大きくなる前に早めに手を打つことが可能となります。経年劣化による分光分布の乱れが見られた場合は、Tino4000RA98Pの調整機能を利用して、最適な照明環境を維持することができます。図9は経年劣化によって、演色性がやや低下している状態を示しています。図10に示すように、Tino4000RA98Pは現場で演色性を調整することが可能です。調整の結果、演色性を示す値が回復します(図11)。
図9:Ra=96.1, R9=87.9, R12=83.9 図10:リモコンで調整 図11:Ra=98.4, R9=97.0, R12=94.4 ■ C-7000の活用法③ 異なる現場の色評価環境を統一するための基準値を提供
印刷物の色評価は、印刷工場だけで行われるわけではありません。印刷会社のオフィスでクライアントと打ち合わせをしたり、クライアントが自分の職場や会議室で見本を確認したり、様々な現場で印刷物の色評価が行われます。例えば、印刷会社の営業担当者が、刷り上がった印刷物の見本を持ってクライアントのオフィスを訪問するケースを考えてみましょう。印刷会社の工場の色見台で入念にチェックした見本です。色見台の照明はTino4000RA98Pで、理想的な状態にチューニングしてあります。完璧に仕上げた見本ですので、営業担当者は自信満々です。ところが、見本を見たクライアントの表情はすぐれません。ブランドカラーの仕上がりがお客様のイメージと異なるようです。このような場合、原因究明の一環として、印刷工場の色見台とクライアントのオフィスや会議室の照明環境の違いを確認します。C-7000を利用して各拠点の照明環境を数値化し、照明環境の違いが原因であることが確認できたら、日本印刷学会の印刷物観察条件ガイドライン(JSPST1998)に合わせて各拠点の照明環境を統一することが必要です。C-7000を利用してそれぞれの現場の照明環境を数値化し、Tino4000RA98Pを活用してそれぞれの現場の照明環境を調整することで問題が解決します。
演色評価基準の高度化への対応。
蛍光灯の時代から演色性の評価基準としてCRIが用いられてきました。LED照明が主流の現在においても、演色性を示す数値として平均演色評価数のRaや赤色を示す特殊演色評価数のR9等がよく用いられています。演色性を100点満点で数値化する分かりやすさや、よく用いられる色をグラフ表示できる直感性が好まれているのだと考えられます(図12参照)。
図12:C-7000のCRI表示モード このような状況がある一方で、印刷業界の評価基準を策定する日本印刷学会は、より高度な演色性評価基準であるTM-30に関心を持っています。そして、GPSEはその普及に向けて取り組んでいます。TM-30は北米照明学会で定められている国際規格で、CRIの15色に対して、TM-30ではより網羅的に99色のカラーサンプルが使用されます。そのため、様々な色が使用される印刷業界において、より適切な評価基準ということができます。TM-30には、色の忠実性を見るための指標のRfと光源のもつ鮮やかさ(彩度)の指標Rg が有ります。Rfは0~100、Rgは0~200の数値で示されます。Rfが100なら基準光源と同じ理想的な忠実性(演色性)です。Rgが100より低ければ彩度が低いためくすんだ色に見え、100より高ければ彩度が高いため鮮やかな色に見えます。このように、TM-30はより高度な評価基準ですが、C-7000ではCRIと同様の簡単な操作でTM-30の数値やグラフを確認することができます。下の図13はC-7000のTM-30表示モードの画面です。Rf、Rgの数値とTM-30のグラフが一画面に納められています。グラフの黒い円は理想的なRgを示し、赤い円は測定したRgの高低を示します(図13の測定結果はRgが100に近いため、黒い円が赤い円でほとんど隠れています)。赤い円が黒い円の内側にある場合はRgが低い(彩度が低い)ことを示し、赤い円が黒い円の外側にある場合はRgが高い(彩度が高い)ことを示しています。黒い円と赤い円を結ぶ矢印の線が円の中心からずれている場合、色相がずれていることを示しています。(図14、図15で青く囲った部分がグラフの矢印です。)
図13:C-7000のTM-30表示モード 図14:図13の一部を拡大。(矢印を青丸で囲んだ) 図15:別の光源の測定結果の一部を拡大。 印刷業界の改革を進めるTino4000RA98PとC-7000の最強タッグチーム
これまで見てきたように、GPSEは、主力商品であるTino4000RA98Pの拡販にC-7000を活用し、印刷業界の色評価環境の改革を推し進めています。GPSEが営業ツールとしてC-7000を選定した理由は、以下の3点にまとめることができます。
1.現場に持ち運んですぐに測定できる簡便さ。
2.クライアントの課題を可視化できる測定機能・表示機能
3.TM-30といった、より高度な評価基準への対応
現場の課題を解決するために、最強タッグチームの活躍がまだまだ期待されます。SCREEN GPの超高演色性LED照明およびショールームのご紹介-7000の最強タッグチーム
超高演色性LED照明Tino4000RA98Pについてもっと詳しく知りたい皆様は、以下の製品ページをご覧ください。
超高演色性LED照明Tino4000RA98Pまた、ショールーム「ホワイトカンバスMON-NAKA」内の「Proof Café」では、校正に関する様々なソリューションを体験することができます。(今回の取材はこちらのCaféで行わせていただきました)
Proof Café入口 色見台他、様々なソリューションの実機を展示 Proof Caféの詳細、ご予約は以下のページをご覧ください。
Proof Café分光色彩照度計C-7000の製品情報
セコニックの分光色彩照度計に興味をお持ちの皆さまは、以下の製品ページをご覧ください。また、製品についてのお問い合わせやデモ機のお貸出しについては、以下のお問合せフォームからお気軽にお申し付けください。
・分光色彩照度計 C-7000 ・お問い合わせフォーム導入事例紹介
(宇野株式会社様)宇野株式会社様
屋内での植物育成の光源の条件を把握するためのツール
社内で水耕栽培を行う宇野株式会社
精密測定機器の総合商社である宇野株式会社様では、農業市場向け測定機器の需要開拓の一環として、社内で水耕栽培を行い、野菜の成長状況や各種測定器による測定結果を記録しています。植物の育成に必要な条件や測定方法等を把握することで、農業市場に測定機器を販売するヒントに繋げたいという目的です。水耕栽培の過程でC-7000もご使用頂いておりますので、その使用例をご紹介いたします。
屋内での植物育成にC-7000が有効な理由
植物の光合成には太陽光等の光が必要ですが、屋内の水耕栽培や野菜工場では太陽光のかわりにLED光源等の人工光がよく利用されています。LED光源には三原色の発光ダイオードを集積したものや、青色または近紫外の発光ダイオードと蛍光体からの光を重ね合わせたものなどいろいろな種類があり、発せられる光の波長特性にも大きな違いがあります。
光合成に影響を及ぼす光の強さを照度(lx)で表すことも多いようですが、正確には光合成有効放射で表す必要があり、物理量として光合成光量子束密度(PPFD)が使われます。光合成光量子とは、光合成の際に葉緑素が吸収する波長の光の粒子のことで、光合成光量子束密度(PPFD)は、400nm~700nmの波長範囲の光量子が、1秒間に1平方メートルあたり何個入射するのかを表しています。(単位:μmol・m-2・s-1)
一般的に葉物の野菜、例えばレタスやパセリ、水菜やケールなどは100μmol・m-2・s-1で生育し出荷できるレベルに生長するといわれていて、実がなる野菜のトマトやナスなどは200μmol・m-2・s-1以上必要とされます。
一般的な照度計は、照度(lx)だけを測定しますが、C-7000はPPFDの測定も可能なため植物育成に必要な光量を測ることができます。
また、植物には光がタネの発芽を促進する種類と、逆に光を必要としない種類があり、光が発芽を促進する種類を好光性種子(光発芽性種子)、光を必要とせず暗い方が発芽の良い種類を嫌光性種子(暗発芽性種子)と呼びます。植物はフィトクロムという光を受容するタンパク質を持っており、好光性種子か嫌光性種子かはこのフィトクロム反応の違いによって決まります。嫌光性種子を発芽させる場合は、水分を含んだスポンジに播種してから光が当たらない様に覆う必要がありますが、好光性種子はフィトクロムが活性化する赤い光を当てる必要があります。 太陽光には赤い光が含まれているため問題ありませんが、室内の照明に赤い光が含まれているかどうかは、C-7000のスペクトル表示モードで確認する事ができます。
発芽には気温、湿度、風通し、種子の個体差など様々な要因が影響しますが、その一つの要因が光です。光の成分は人間の目で確認することが難しいため、専用の測定機を利用することで、その種子に合った光かを判断する必要があります。屋内で太陽光に当てることが難しい場合は、育成に使用する照明が発芽に向いているのか、PPFDやスペクトルを測定することが有効です。
分光色彩照度計C-7000の製品情報
セコニックの分光色彩照度計に興味をお持ちの皆さまは、以下の製品ページをご覧ください。また、製品についてのお問い合わせやデモ機のお貸出しについては、以下のお問合せフォームからお気軽にお申し付けください。
・分光色彩照度計 C-7000 ・お問い合わせフォーム導入事例紹介
(Lumimedia lab Inc.様)Lumimedia lab Inc.
CEO + Lighting Designer 岩井達弥 様「露出計のセコニック」がリーズナブルな色彩照度計を出したのは、当時センセーショナルであった!
建築照明デザインを主軸としながらも、映像、デジタル、Web技術を取り込んだ新しい時代の照明デザインをプロデュースするLumimedia lab Inc.
岩井達弥光景デザインを前身とし、2020年に「Lumimedia lab Inc.」を立上げました。“Lumi”は「光」、“media”は「伝える」を合わせた名称です。
Lumimedia labは建築設計やランドスケープ関連の照明デザインを行う会社で、平成生まれの若いメンバー3名とともに全員でプロジェクトに参加しています。
依頼主との対話を重要視し、希望のイメージをしっかりとヒアリングします。その上で我々の経験とイマジネーションを活かした提案をするよう心がけています。
Lumimedia labは照明設計とその後の施工監理まで行うため、建築家のみならず施工業者との連携も重要です。実際に作業してくれる方々との絆も大切にしています。
照明学会の日本照明賞や照明施設賞、照明デザイン賞、国際照明デザイナーズ協会の賞などを受賞しました。以下に、これまでの受賞プロジェクトをいくつかご紹介します。
2021IESNA(北米照明学会) Illumination Award of Merit 谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
照明学会日本照明賞 「サスティナブル社会に応える世界的著名3美術館の照明LED改修計画」2020日本照明学会照明デザイン賞優秀賞 谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
日本照明学会照明デザイン賞優秀賞 ショウナイホテル スイデンテラス2016国際照明デザイナーズ教会照明デザイン賞アワードオブメリット 京都国立博物館平成知新館
岩井達弥
CEO+Lighting Designer石井孝宜
Director+Lighting Designer佐藤杏恵
Lighting Designer田部武蔵
Lighting DesignerLumimedia lab Inc.がこれまでに携わってきたプロジェクトのご紹介
・SIMOSE(下瀬美術館、SIMOSE Art Garden Villa、SIMOSE French Restaurant)
建築設計:坂茂建築設計画像提供:㈱YAMAGIWA SIMOSEは、コンセプト「アートの中でアートをみる」のもと、瀬戸内海の美しい風景を映すミラー壁面によって、エントランス、企画展示室、管理棟が連続する主建築と、その前面の水盤に浮かぶ8色の展示室を中心とした美術館である。
また、同敷地の南側には、その光景を楽しみながら食事のできるレストランと、個々に特徴的な光を放つ再現された5つの著名住宅のヴィラ、そして北側にはエミール・ガレをテーマにした庭園と、テラスのある5つのヴィラが、美術館を中心に広がって配置されている。夜は光をまとった個々の建築と外構が水面やミラーに映り、アートとなるような幻想的な施設である。・軽井沢安東美術館
建築設計:株式会社ディーディーティー画像提供:Lumimedia lab Inc. 「自宅のような美術館」という意図から、家庭的な間接光の柔らかい光に包まれながら、リラックスした気持ちで絵画を鑑賞できるような計画としつつ、美術館としての機能性を両立する配慮を行った。
基本的な照度は間接照明で確保するように計画し、美術館然としたスポットライトは極力使わないように計画している。
展示演出上、スポットを当てたい絵画に対してのスポットライトは、目立たないような器具を選定し、また配置も工夫した計画としている。・谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
建築設計:谷口建築設計研究所画像提供:㈱YAMAGIWA 本館は、建築・都市についてのミュージアムで、金沢の著名建築家親子の住居跡地に建設された。展覧会、講座や建築ツアー等様々な活動を通じ、金沢から世界へ建築文化の発信拠点を目指している。
常設展示室は、迎賓館赤坂離宮和風別館「游心亭」の広間と茶室を忠実に再現した空間である。本物の照明をLED化して再現する同時に、本物にはない水盤越しの植栽ライトアップや立礼茶室の障子に映る竹の影などの演出が追加されている。
企画展示室は様々な展示に対応可能なホワイトボックスで、照明もアタッチメント交換で機能変更できる多機能スポッライトを採用、ライティングトラックとベースライトを28mm幅に収めたシンプルなシステムを考案した。
外観ライトアップは周辺環境を考慮し建築内部からもれる光を主体としている。この常設、企画、外観の3つ光が照明デザインコンセプト「建築の歴史と現在そして未来をつなげる光」を表現している。セコニックの分光色彩照度計が選ばれた理由
セコニックのC-7000は、Webで照度計を探していて見つけました。色彩照度計といえば、照度計のなかでもハイエンドなカテゴリーの製品のため、それまでは1台50万円~70万円の高価なものしかなく、手が届きませんでした。ところが、その時見つけたC-7000は25万円と手頃で、使いたいと思っていた機能を備えていたため購入しました。
C-7000を購入するまではミノルタの照度計(照度のみ測定できるタイプの照度計)を使用していました。C-7000は照明器具の確認に使います。照明メーカーのカタログに仕様値が掲載されてはいますが、見た目とカタログの値は違うこともあるので、実際に測定して確認しています。
また、照明設置後の現場の確認にもよく使います。現場では照明だけでなく、外光なども入ってミックス光になることもあるので、机上で想定した光との違いなどをC-7000で確認します。四谷シモンと金子國義展 下瀬美術館にて 主に使う測定項目は、色温度、Δuv、演色性などです。蛍光灯もそうですが、LEDもΔuvがずれていることがあります。そのほか、色度座標や分光分布(スペクトル)の表示機能も使います。
LED照明が普及し始めた当初は、演色性がよくなかったため問題になりましたが、最近はLED照明の演色性も改善されてきました。家庭用照明ならRaが80以上あれば十分ですが、展示照明はRaが90以上はほしいところです。そういった光の質の確認もC-7000があればすぐに測定できるので重宝しています。
ポータブルで価格もお手頃、いつでもさっと測定して確認できるのがいいですね。C-7000 CRIモード C-7000 スペクトルモード Lumimedia lab Inc.様のウェブサイト
Lumimedia lab Inc.様についてもっと詳しく知りたい皆様は、以下のWebサイトをぜひご覧ください。
Lumimedia lab Inc.様 ウェブサイト分光色彩照度計C-7000の製品情報
セコニックの分光色彩照度計に興味をお持ちの皆さまは、以下の製品ページをご覧ください。また、製品についてのお問い合わせやデモ機のお貸出しについては、以下のお問合せフォームからお気軽にお申し付けください。
・分光色彩照度計 C-7000 ・お問い合わせフォームRelated content その他の関連コンテンツ